2019/02/17
レゴラスハウスの店長、ビーグル犬のフロドだよ。
16歳のラブラドール虐待動画をみて僕はとても悲しかったよ。
僕たちは人間とは違い、言葉を話さないし、ベッドやお風呂、トイレだって場所が決まっているわけではないんだよ。
でもね、僕たちだって人と暮らすうえで困らないように教えてくれれば理解することだってできるんだよ。
それなのに家の中でおしっこをしたのに腹を立てて蹴ったなんてひどいよ・・。
自分より弱い立場だから蹴っても大丈夫だと思ったのかもしれないけど、僕たちには立派な牙がある。
本気になれば人間を傷つけることだってできるんだよ。
僕たちの願いは犬の習性を理解し、仲良く最後まで愛情をもって暮らして欲しいということなんだよ。
知らない人はもちろん知っている人も「犬の十戒」を読んで欲しいな。
【犬の十戒】
一、私の一生は10年から15年くらいしかありません。あなたと別れることは何よりも辛いのです。私と暮らす前にどうかそのことを考えてください。
二、あなたが私に望んでいることを理解するまでは時間をください。
三、どうか私を信頼してください。それだけで私は幸せなのです。
四、私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください。あなたには仕事や楽しみがあります。友達もいるでしょう。でも、私にはあなたしかいないのです。
五、時には私に話しかけてください。あなたの言葉はわかりませんが私に話しかけているあなたの声で理解できるのです。
六、あなたが私のことをどんな風に扱っているのか気づいてください。私はそのことを決して忘れません。
七、私を叩く前に思い出してください。私はあなたの手の骨を簡単にかみ砕くことができる歯があるということを。けれども私はあなたを噛まないようにしているということを。
八、私が言うことを聞かない、頑固だ、怠け者だと叱る前になにか原因があるのではないかとあなた自身に問いかけてみてください。適切なご飯をあげなかったのでは。太陽が照りつけている外に長時間放置していたのでは。心臓が年を取るにつれて弱ってきているのかもしれないなどと。
九、私が年を取ってもどうか世話をしてください。あなたも同じように年を取るのです。
十、最後の旅立ちの時にはそばにいて私を見送ってください。「見ているのが辛いから」「私のいないところで逝かせて」など言わないでください。あなたがそばにいてくれるだけで、私は安らかでいられるのです。そしてどうか忘れないでください。あなたを愛していることを。
可愛いからと飼ったけれど大きくなって世話が大変になったとか、面倒を見るのが嫌になったとか身勝手な理由で僕たちの仲間が人間の手で命を奪われている現状はとても悲しいよ。
僕たちと誠実に向き合うことができるか最後まで愛し抜くことができるかをこの文章をみてもう一度考えて欲しい。
?人と犬のワンだフルライフ?のために
【フロドの豆知識】
「犬の十戒」とは作者不明のまま世界中に広く伝わっている英文の詩で、ノルウェーのブリーダーが犬を引き渡すときに渡している「犬からご主人への11のお願い」が元になっていると言われるんだって。
日本語に翻訳された文章には確定されたものがなく、様々に翻訳されているよ。
この「犬の十戒」を頭の片隅において感情的になりそうな時は僕たちの気持ちを考えてね。